葡萄のお気に入りの歌一覧
芳立
すぎたりし春雨になほうるふ月満ちてさらへるひとのこころは
12
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紫苑
根を張りて地上の星のつつましくメイクイーンの花咲き揃ふ
13
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芳立
ふるさとは捨てたと笑ふぬばたまのひとみの奥に葡萄のひかる
20
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浅草大将
雲のうへに今宵ゆきかふ花鳥の風のたよりは月こそ聞かめ
15
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もなca
風薫る田んぼをピンクに染め抜いて見わたす限りのれんげ草かな
17
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詠み人知らず
毛先まで ト音記号を はずませて ヘッドフォンから 涌き出す音符
23
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風蘭
「好き嫌い多いと大きくなれません」小さいままで大人になった
15
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あき
丑三つのとても静かな庭先できみはわらった鬼さんこちら
17
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河のほとり
晴れあへぬ空ほのぼのと差せる日に千々の玉とぞ雨の輝ふ
20
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れお
叫んでも、叫んでもまだ吐き出せないものがある限り君が好きです
5
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れお
まっしろな想いを告げる 君が告げる答えに染まってしまう弱さで
8
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しづく
右耳に流し込む歌ひらひらとこころに積もるちぎれた痛み
7
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しづく
蛇口からぽたりぽたりと漏れる水煮え切らないわいっそ泣けたら
6
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風蘭
雨上がり澄んだ夜更けの中空にすべてをゆるく照らす明月
26
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キノシタサトル
湿り気が夜の時計を遅らせる(蛙の声が粘る六月)
4
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紫苑
卯の花の匂ふ垣根と口ずさみかたへに聞きぬ夏の足音
13
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紫苑
カステラをひとつ携へ省線を北へ向かへば戦闘、開始。
7
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紫苑
肩口に散りし花びらさりげなく摘みて捨てぬそれだけのこと
16
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善田真琴
砂を噛む営みの底細浪の滋賀なる湖に貝なく果てむ
3
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風蘭
階上に工事の入る休日は負けず爆音音楽を聴く
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