茂作のお気に入りの歌一覧
うすべに
新学期 風草ゆれるバス停に いつもと違う静かにマスク
9
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横井 信
学校のはじまる朝は道草にそっと流れるコオロギの声
13
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武蔵野
戸建て去り アパートひとり 住むものは 足れりを知って 身の丈を知る
14
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詠み人知らず
夜風浴び 静かに響く 鈴虫よ ご機嫌な酔い声 負けるな虫達
6
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名鈴
燃え果てて 絶え入りたらば 君が手で うち掛け給へ 秋さり衣
9
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ななかまど
強き陽をはね返しつつ百日紅秋へと繋ぐ力を持ちて
13
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舞
「鈴虫がもう鳴いてるよ」「一匹ね」「気の早いヤツ」「寂しくないの」
4
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音弥
人生の将来的な観測は俺が先逝きお前は残る
10
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橘
合わせるは白のブラウスボレロ丈手縫いのスカート完璧デビュー
10
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名鈴
熱りの 君から我に うち移り 暑かはしかる 長月ぞ立つ
7
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へし切
手にならす恋ふる吾妹の扇かとみれば涼しき秋の初風
19
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うすべに
ふと風に萩のむらさき濃くゆれて 夕陽はかるく乾きはじめる
10
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名鈴
家の外は あき風吹けど 御簾の内 未だとこなつ 盛りとぞ咲く
16
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不熟老人
潮時を思い始めて早や数年断ちきれぬまま明日もメス持つ
7
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音弥
陣取った新顔家電の供廻り整理整頓一日費やす
10
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住川幸
雨が降る予報とともに 8月の終わりの桃はくたびれた味
3
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横井 信
汗をかく残暑厳しい野ざらしの駅のホームにそよぐ秋風
13
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KEN
栲繩の 永き命の 由もなく 日がな鳴くかも 末の秋蝉
14
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武蔵野
八月も 今日で終わりね 吹く風は 今年も残り 四ヶ月だね
8
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舞
炎立つ季節はすぎて埋もれ火の秘してぞ燃える思いこそあれ
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