コタローのお気に入りの歌一覧
舞
歯みがきに噎せて見上げる鏡には老いを刻んだ見知らぬ男
9
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舞
おしなべて歌よみひとはうつろへる人の思いを伝う語り部
13
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舞
花の名を問うべき刻はすでに過ぎ朽ちゆくものの名のみ虚しく
13
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舞
新学期始まる朝は子どもらのカラフルな服雪撥ね飛ばし
7
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舞
雪籠り音無き夜の晩酌は独りひもとく古きうたなど
12
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滝川昌之
抜けてきた辛き受験を偲びつつセンター入試の子らへエールを
16
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滝川昌之
距離おいて眺めるくらいがちょうどいい冬の海でも巣立った子でも
23
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滝川昌之
列島に等圧線が縦並び冬型きつく鉄格子ごとく
19
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滝川昌之
ドキドキの大なわ跳びに入れたら褒めてもいいよ自分の勇気
18
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滝川昌之
秋の日の風向きのまま立ち枯れた芒に日脚伸び冬茜
19
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源 漫
朝風に並木こそ鳴れ足音を隠す葉擦れはさやにさやさや
3
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源 漫
古家の沈むムードをのがるべく知れどまづしき心移れず
4
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源 漫
わが友と共に出かけて今朝見れば通ひ路も無く積みし白雪
6
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源 漫
日帰りやわが内池の睡蓮のくはしさはただ人の言ふより
5
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源 漫
鳴く雛つかれて町へながむれば鉄なる森にあらむか己が巣
3
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うすべに
空襲を思い出したと祖父の声 じっと見つめたテレビの画面
12
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うすべに
ガード下 壊れた傘がうずくまる 貨物列車の音のさみしさ
11
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うすべに
散り落ちて愛宕おろしに寒椿 真冬の長い影を転がす
11
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うすべに
帰り道 踏む影法師さみしくて ひと恋しさに気づく冬の夜
12
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うすべに
寒空の裸の枝にやどりぎの 緑はまるく春鳥さそう
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