桜田 武のお気に入りの歌一覧
へし切
巣ごもりに我慢の日々の 宣言下 賑はふ街は人のそれぞれ
14
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へし切
藤の花咲きて散りにき 卯の花は 憂き世の中に盛りなりけり
11
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ななかまど
躓くという字を作る足と質やはりそうかと転びし後に
11
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ななかまど
考える葦として立つ人類の前に差し出す変異の踏み絵
12
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滝川昌之
「来ないで」と言われても行く東京へ病む義母見舞う妻に代わって
18
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滝川昌之
母の日が近いですよとカーネーション レジ待つ老婦の肩越しに居て
15
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灰色猫
膨大な言葉の海の図書館で漂流しては星を読んでる
18
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ながさき
枯れた草 新芽を包む 姿して 次世代守る 命の連鎖
8
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横井 信
ふと選ぶ使い古したペン先の掠れた文字でつづる日常
14
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名鈴
軒の下 行き返り飛ぶ 燕 住み良き此処を 宿に貸さむず
12
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桃山
生きていて会えない人と死にし人そばに居ないという点で同じ
5
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葛城
籐籠に摘みし野草を調べては疑はしきを刀自は活けつつ
7
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ななかまど
棚にある本の整理を終えしあとこころ惹かれる活字の重さ
12
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滝川昌之
桜しべ儚き春の花火殻 束ねほどけば拾う者無し
17
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コーヤ
ハナミズキ 桜吹雪を 見送りて 枝花ひろげ 天を仰げり
7
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灰色猫
文明が生んだ思想と語るより野生の風と話がしたい
13
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灰色猫
もう先へ進めなくてもなぜ海は未知なる夢をくれるのだろう
18
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へし切
ちはやふる神は和せし面差しの見れば童にかも似るがごと
13
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へし切
然らぬだに独り住まひの侘びしきを人目も離れぬ齢となりせば
13
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ななかまど
かたくなに春の陽を浴ぶチューリップ肩の力を抜いていいのに
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