まがねのお気に入りの歌一覧
リンダ
丁寧に折られた手紙の草々に照れた横顔うかびいでたり
6
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リンダ
抱き枕よりもあなたは正確にわれの形になりて寄り添う
10
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五穀米
若き日の確かなるもの大方は掴んだ藁でありしと思いぬ
4
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希
運命の女神も疲れて眠ってる誰のものでもない夜の隅
5
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falcon
眼に刺さる瓦礫の浜のコスモスに白くよせくる人魚の死体
12
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紫苑
杉木立この一瞬をざわめける杜に羞しき遊びをせむか
13
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舞
地上へと最後に降りた天使かと思えた妻が今じゃ鬼嫁
15
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由良
暗闇に花びらの色見えずとも 香りは風に乗って漂う
3
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由良
秋の野に今咲こうとする瑠璃色の蕾の先にしがみつく露
7
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遠井 海
りぼん読み乙女時代を通過したアラフォーはまだ姫になりたい
15
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光源氏
花はただ黙して人を見つめをり今そこにある命をつくし
12
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まるえふ
祖母ちゃんでバランス保ってきた僕がうた詠むことは必然だった
12
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桜園
乳飮み子のごとく口あけ待ちてゐるダリアに水やり充足のとき
18
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芳立
神かけて誓つてみても事務的に訂正印を押せる世のなか
8
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遠井 海
旨そうに梨食う君は五年前0・2ミリの点だったのよ
12
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薫智
考える前に心が震えてたあなたを好きになってよかった
9
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桜園
朝の日の揚々と昇りそめたるに居待月今消えんとすなり
16
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横雲
秋寂しけぶれる雨に臥し待てど月も夢路もさだかに見えず
7
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南 骸骨
僕の手が触れる前から先をゆく影はかすかに君に重なる
3
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遠井 海
散らかったように見えたるこの部屋の見えぬ秩序を愛す住人
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