千映のお気に入りの歌一覧
へし切
いろいろに移ろひたるも黄金なる暮れゆく秋に銀杏舞い散る
20
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夢士
数多なる人の名ならぶ名刺入れ遠き昔の思ひで詰まる
17
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只野ハル
痩せ細り遺影の面影無き顔に言葉失いただ花を置く
18
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舞
若き吾れ若き妻あるアルバムの止どまる時の疾くに無情に
11
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コーヤ
風の音一気にもみじ色づいてカサコソおしゃべり紅の庭
13
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大さん
はじまりに終わりを見てた いつの日か濁った水は澄んでいくのか?
30
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季風
愛してる そんな言葉 聞き飽きた ただ胸のなかで じっとしてたい
5
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詠み人知らず
来ぬ人を思案するよな顔をして過ぎ行く人を目で追う猫よ
16
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柏木 月
遙かなるときをめぐりていまここに二人の心かさなりゆくなり
5
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詠み人知らず
つま先に雨が滲みこむ靴でさえ 楽しみたいと 思う日もある
24
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雛乃
はちみつを底に沈めてあたためた牛乳とかきまぜるしあわせ
8
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成瀬山水
紺色のスカーフが知る青春はもっと自由に縛られていた
11
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珠海
白菜を茹でる匂いの呼び起こす割烹着着た祖母の背中や
12
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へし切
来し方の道はかすみて遥かなる 甲に浮き出た己が手の染み
26
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もり
スタバではたのむ飲みもの甘いほどしあわせになる法則がある
9
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野々花
母さんの形見の指輪はゆるゆるでどの指はめてもクルクルまわる
15
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夢士
引き出しの奥に隠れし古き箱定年の後使えぬ名刺
19
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本能寺
うれしやな 胸に積もりし日々の澱 溶かしてくれる うたのわの友
15
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本能寺
三日月を伴に歩けば冷え冷えと 夜風吹くなりきぬかけの路
21
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只野ハル
左手の親指も割れ絆創膏が二指になりため息ふたつ
12
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