赤俊雄のお気に入りの歌一覧
河のほとり
あはれとも声立てざらば風知らでこの奥山の桜のこるや
13
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紫苑
藍いろをうすく溶き入れぬばたまの夜の天空に放つこゑあり
18
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小幸
無理矢理に剥がした君はギザギザの私の一部 血が止まらない
15
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まぽりん
枝垂れ咲く薄くれなゐの花こぼれ巣くふつがひのつばくらめかな
30
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緑川夜枝
覚えてる?赤い縄跳びお互いに 結んだ先に今があるって
6
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詠み人知らず
新しい文具に感涙するような 小体なこころ無くさないでね
15
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ぎんこ
花も実もなけれど薄き葉のうへに降りたつ翅(はね)を支えうるかも
3
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速魚
うっかりと落とした嘘は拾わずにそっと吐息で隠して欲しい
31
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舞
しばらくは降られて過ごす蝉時雨文月葉月夏の盛りを
8
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詠み人知らず
濡れタオル軽く絞って首に巻く 夏の作業着これで完璧
14
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紫苑
手をはなれ水面をすべる笹舟の誰がてのひらに宿りやはせむ
18
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桜井凛香
さみしさが金魚のようにくるくると泳ぎまわってつかまらないの
16
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恣翁
揺蚊の水打つ度に 映りたる月の面に 小皺寄りけり
30
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只野ハル
テキストで読むその想いテキストに我も想いを詠みて交わる
6
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只野ハル
月曜の雨よりブルーな日曜の窓に雫が流れる朝に
7
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詠み人知らず
二つめの月に棲みつくうさぎの瞳かすめる影は過ぎし星屑
15
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五穀米
生きることに慣れれば会話はさりげなく済みて真向かうひと頼もしき
6
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ふきのとう
生ぬるき南の風は頬にふれまだ降り足りぬ梅雨の終わりに
23
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詠み人知らず
情熱が劣化するとき饒舌は 猫にも分かる嘘を重ねる
19
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詠み人知らず
雨あがりむせ返るほど草いきれ濡れた心に立ちこめる夏
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