橘のお気に入りの歌一覧
桃山
紋入りの淡い錆朱の色無地を義母より贈らる炉開きの為
8
もっと見る
朝比奈
後任へ諸事を引き継ぐ定め置きこれも流れに委ねむと思う
9
もっと見る
音弥
俺的に本年最後の契約の紙面は一切不要の締結
8
もっと見る
葛城
日短くなるに従い入浴の時間は長くなりてゆくかな
7
もっと見る
桃山
何かしら気づまりな思い抱きながら義母とお茶するデパートのカフェ
11
もっと見る
名鈴
現には 雲居の余所に 離るとも 心は直と 君に掻い添ふ
17
もっと見る
葛城
ただならぬ風荒れる夜も過ぎゆきて素知らぬ朝の薄曇りの空
15
もっと見る
芳立
うつし世を彩るものよ花ひとつ咲かせぬ樹にも朝の光は
7
もっと見る
紫草
ポケットに手をいれたまま見上げいるもみじ一本緋色の嵐
9
もっと見る
仔柚
気がつけば惚れた腫れたでマスカラを崩せぬ歳に私もなった
7
もっと見る
朝比奈
関わりなきものはいずれも黙殺を決め込む以外道はありしか
9
もっと見る
里香
だめだから、ダメダメだから だからこそ やり直さなきゃ マイナスからでも
11
もっと見る
ななかまど
ファイザーを虎の威としたき来る年にオミクロンなる新たな変異
14
もっと見る
朝比奈
持ち前の豊かなスキルを過信してあたら命を失うべきかは
11
もっと見る
KEN
風吹ゐて 命のあはれ つまびきぬ 枯れ弦はかめ 冬のあさがを
12
もっと見る
舞
残るのは貴方のことを恋したと記憶だけでも秘す花の色
4
もっと見る
名鈴
小夜更けて 時雨の降りは 増さりたり 人に聞かれじ 我が忍び音は
19
もっと見る
只野ハル
やや温めインスタントのブラックにバーボン垂らす冬の朝には
8
もっと見る
紫草
あきらめは珈琲碗のぬくもりが次第に消えてゆくようなもの
15
もっと見る
葛城
暁闇のヘッドライトに過りたる寒空の下の白黒の猫
13
もっと見る
[1]
<<
1
|
2
|
3
|
4
|
5
|
6
|
7
|
8
|
9
|
10
|
11
>>
[109]