詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
横井 信
道端は夏の終わりの虫の声 駅に近づく二匹のトンボ
13
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幸子
しゅわしゅわと産声上げて真っ白なゴーヤの赤ちゃん葉陰から覗く
13
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幸子
結実に着々歩む実を提げて日ごとに垂れる柿の枝かな
13
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夢士
マンションの建ちて変わりし街なみや駅前通りにビル風の吹く
13
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夢士
スーツ着て踊る人みる数多の目冷たく笑ふその目見る吾の眼
13
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うすべに
灯明に 金魚持つ手を合わせてる 幼い姉妹のゆかたゆらめく
9
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うすべに
燈籠のほかげに浮かぶ来た道に 夢の居場所をまだ探してる
13
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まぽりん
さし出づる影ぞさやけき星逢ひの一夜をわたる月の船かな
31
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まぽりん
花の色はふると知る知るさみだれてけふも一日をながめ暮らしつ
28
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KEN
をとこへし 袖ふる影を 偲ぶにや 夏の終はりの 時の籬に
10
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KEN
白骨は あなめ あなめと 泣きにけむ 風に萱の穗 山陰の野邊
15
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へし切
吹く風の日ごと秋めく朝露に濡れて移ろふ月草の色
16
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へし切
ゆく夏の影を愛しみて蝉しぐれ残るいのちを愛し哀しと
19
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滝川昌之
寝苦しくリモコン探す俺の手の届かぬ先に逃がすか妻よ
14
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滝川昌之
蜩は西日に翳む夏を追うここカナどこカナ哀しくてカナ
19
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吉野 鮎
ややを早めて陽くれゆく球兒の影銀傘の影伸びて甲子園
17
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吉野 鮎
野分過ぎ十六夜の月蟲の聲逝きし人らに獨り送り火
14
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コタロー
朝ぼらけ農夫の被る麥藁帽遠くに見えて上下に動く
6
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コタロー
手水舎の水に清めて我の手の賽錢投げて家族を祈る
11
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光源氏
鐘寒き納骨堂に手を合はす涙のごとき雨に濡れつつ
19
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