ななかまどのお気に入りの歌一覧
兎桃
年高き親の楓の足もとに命つなぐか実生ぞ芽吹く
6
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うすべに
雨ついて風切るつばさ 軒下に板取り付ける人のやさしさ
10
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笹舟
花滲み涙雨滴る窓硝子 わけを匂わす遠き春雷
4
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横井 信
まだ水の入り切らない春の田のカエルの声に月は隠れる
14
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高松 蓮
道端の あひるの人形 泥はねて 転げた姿 起こすか否か
5
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茂作
われのまへ打坐する乙女墨衣 法界定印 あまりに白し
13
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舞
主去りし空き家跡にも徒に春は巡りて花は咲くとも
10
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音蔵 雅秀
萌え出る 緑葉茂らせ ようやっと 出番の来しと 楓拡翼
4
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へし切
老いぬれば恋する齢にあらぬ身の無き名たててはあらじとぞ思ふ
13
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恵雪
街灯の下で雨夜の青もみじ葉先の雫ひかり清けき
10
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恣翁
春の夜の出で湯に浮けば 魂だにも 海月のやうに揺蕩へるかも
19
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トウジさん
今日もまたしたり顔してフードかよたまにゃ生肉喰わせろよおい
4
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滝川昌之
新緑を小さな胸に溜めこんで親の燕は子育ての帰巣
14
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痴光山
啼き終えしひばり落ち来る畑の先 立夏に霞む残雪の富士
8
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トウジさん
雫うけ美粧の牡丹横目にし蒼然避けて小止みの町へ
5
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滝川昌之
永く着て愛着のある冬コート クリーニングに出す春の好日
15
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兎桃
氏神の神事に友も幾人か鏡の如く吾の老ゆる見ゆ
3
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うすべに
散り藤の絨毯かすむこぬか雨 踏まぬようにと道端に寄る
12
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萱斎院
来ぬひとを待ちつるよひのさくらばな 雪とぞふりしあとも消えける
6
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横井 信
雨の降る前に急いで涼しげなきゅうりの苗を畑に植える
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