備前 大輔のお気に入りの歌一覧
日向猫
その魂 (おれはひとりの修羅なのだ) イーハトーブの大地を歩む
17
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恣翁
張り詰めし薄ら氷すらも融けぬるを 如何でか 妻の当て擦るらむ
19
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デラモルテ
放大の合格通知の屆きけり今日のこの日の意味を知らむや
10
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河のほとり
人ははかなその魂のゆくすゑを風のこたへぬ空のはるけさ
15
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聴雨
耐へ忍ぶ風の中にもひとひらの花と見まがふ春の雪かな
17
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詠み人知らず
遠来の客に備えて家事をする普段の怠惰の罰とばかりに
9
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小林道憲
ブルースター咲し小道はまだ寒く 蜂さえ気づかぬ春の訪れ
14
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小林道憲
春風が若芽育む 大和路の若草山の野火の焼跡
20
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恣翁
背き合ひ 寝屋の静寂に響きたる雨音ばかり 二人して聴く
43
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詠み人知らず
表層のドグマにあらめ処女崇拝純と断じる心哀しき
3
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浅草大将
入あひの鐘の響きをかすか野に聞けば梅の香あは雪ぞ降る
10
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恣翁
弄れる肌理細やかなト一の乳 吸ひ付くまでに冷たかりけり
18
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浅草大将
とけぬまま積もる恨みも深からむ踏まで三歳をふる里の雪
11
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紫苑
ぬばたまの宵闇けぶる川の面に降るさくらこそ愛しかりけれ
10
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ほの香
香水が煙草の匂ひに溶かされて憎むべきひと修羅のあとかた
18
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恣翁
癖らしく 指に巻きては髪弄る女を覗く窓に 蛾の骸在り
26
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日向猫
切り取った時間のキューブを振ってみる なんだか乾いた音しかしない
29
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紫苑
あかぼしのあくがれの果てあかき鳥居ひとつくぐればあのよの宴
12
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紫苑
風媒花いくつ散りかふ夏さかりわれ放埓の因子もちたり
14
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紫苑
くちなはの舌にやあらむ真夜ふかくねむれる街を炎の染むる
12
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