横井 信のお気に入りの歌一覧
灰色猫
心臓で孤独が脈を打つている世界を壊す許しを得たり
4
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灰色猫
醜悪に爪から腐つてゆくのです指が私を描き出すたび
4
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うすべに
やま百合のうつむくうなじ励まして ほほえみ揺らすセコイアの鈴
6
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灰色猫
優しげで少し寂しい声色でエヴァを愛した人ひとり逝く
6
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滝川昌之
高くなり峰とならずにちぎれ出しそれぞれの秋へ雲が向かえば
14
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ななかまど
秋桜の咲き始めたる畑中に夏の余韻のお日様の座す
14
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ながさき
蕾から 牡丹となりて 松葉かな 最期は「散り菊」、 人生なるか
9
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へし切
ほろ苦き浮き世の風に 酔芙蓉 日暮れ待ちわぶ色気かな
11
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恣翁
断崖に臨みし墓地ゆ 灰色に波立つイギリス海峡の見ゆ
9
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舞
幾つかの 追分の道 時は経る まあこれで良し 思えるほどに
5
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び わ
買物に家内と一緒車引き今日の夕食あれこれ描き
3
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凌霄花
夫知らぬ六年の過ぎし盆明けの狭庭に淡き朝顔の咲く
14
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茂作
夏野菜仕舞ひて土を起こす時 蟲の住み家は被災地となる
12
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夕夏
けびょうにゅういんそれよりもころなならじしゅりょうようでしばしきゅうよう
2
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夕夏
おおぜいとひんぱんにとのとりちがえしゅうちゅうてきとかんせんしょうは
3
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灰色猫
灰色の君の世界を今夜だけ彩る花火となって咲きたい
8
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灰色猫
鈴虫が眠りの鈴を終えるとき私の秋がまぶたをひらく
3
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里香
もっと良く噛めばよかった 溶けるほど あの時だけの 幸せの味
9
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うすべに
隠れてた つぶやきながら葉陰から母の手の中黄色いゴーヤ
7
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滝川昌之
しな垂れる向日葵に乗るカマキリは斬首の刑の執行官なり
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