名鈴のお気に入りの歌一覧
青き銀椀
月も又雲に隠れば明星もやがて隠るる西の空哉
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ななかまど
空に描く書家のようなりつばくらめ草書の「う」の字いともた易く
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松本直哉
いちはつの花咲きいでてたらちねの母の忌日のしづかなる午後
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朔夜
透けている不織布マスク一枚の防御で向かう満員電車
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うすべに
野の花にやさしく触れて名を告げた 頬をはさんだ同じしぐさで
14
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横井 信
慣れてきたひとりぼっちの在宅の小さな窓の外には夕陽
12
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あおば
背後より夕闇せまる晩春の平野に風の立ちてつめたし
12
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び わ
幸せは知恵の行き着くさきにありとどまるはなく行きつ戻りつ
6
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KEN
澪隱す 山櫻かな 吹く南風に 殘す若葉の 後を託して
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夏深
人の世の災いものともせずに今見渡す限りのああ春景色
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普徳亭大崇
知らぬ間に 運び手になる 恐ろしさ 病もしかり デマまたしかり
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千葉 甫
白々と曇る真昼間 地に低く鴉のよぎって行った十字路
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うさぎ
陽だまりの布団にくるまるかのようなあなたとのハグ 早く会いたい
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吉野 鮎
ありがたき世なれぱ鳥影見へぬ朝 鋭き一聲切り裂く霧中
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えんとつcafé
満月の夜は夢から抜け出してトタンの屋根で猫と月見る
18
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ななかまど
疫病に生きた空なく普通とはこんなに泰きものかと惟う
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翠燕
靜やかな雨にぼかされ緑の木 人集まらぬ寂しさ垣間見
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滝川昌之
キャンパスの蒼き友らを纏うよにネモフィラ色のボタンダウンを
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夏恋
悩みとか苦しみだとか今までがどれだけ平和ボケであったか
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舞
ささやかな神話ひとつを聞くごとく花の名ひとつ教えられたり
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