千映のお気に入りの歌一覧
只野ハル
睡眠を破る引き戸の音高く父がトイレにまた行くを知る
18
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夢士
行く先は同じホームと知りながら近道走る青春の時
22
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舞
天つ風そぞろに吹きて冬晴れに散る紅の山茶花の花
18
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としふぉ
一斉に消えちゃうなんてひどいじゃないか破きたくない大事な手紙
7
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詠み人知らず
舗道まで散り重なれる山茶花に 音なく冬の雨降りやまず
25
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へし切
親離れ子離れなどと思へども絆は永久に変わらぬものと
19
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野々花
美しい言葉並べた愛よりもぶっきらぼうな愛が嬉しい
13
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林林
セーターの下に五枚も着ているの? 雪国の友 着ぶくれもせず
12
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詠み人知らず
公園の からくり時計鳴るを待ち 肩寄せ合わす恋人たちは
13
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詠み人知らず
どうしても好きになれない絵日記を 母が描いたか 小三の夏
10
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灰色猫
屋上で 詩集を読みつつ 聞いていた 音楽室から こぼれるピアノ
29
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野々花
電飾に疲れた木々の梢にも生き行くための花芽が光る
22
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詠み人知らず
小春日に満艦飾をはためかせ 小さな家の 仕合わせを見た
14
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舞
味噌汁の椀を手に取り染み渡る温もり美味く冬は来にけり
23
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詠み人知らず
病院の待合室にある悲喜の 「悲」だけ吸い取る 装置が欲しい
20
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へし切
わかれ路の渕瀬に立てば哀しけれなごり恋しき君が面影
21
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ミミンガ
サンタへの手紙が窓に貼ってある 見るたび変更されている
22
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コーヤ
明日へとアーチ架けたる胡蝶蘭蕾密そかに初春を待つ
18
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恣翁
シンシンと鳴る鉄瓶ゆ 魚のごと無表情に 白湯 湯飲みに注げり
23
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詠み人知らず
断食を破るホテルの朝食の だし巻き玉子 時計を回す
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