名鈴のお気に入りの歌一覧
KEN
結べずに 散れば初夏 林檎花 苫屋の壁に 落とす夕影
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恣翁
どぶ川に 物憂く繋ぐ 日に焼けし舟 どんよりと幻燈のごとし
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舞
秘す名をば言の葉に呼ぶ夜衣を解き交わすひと 夢と知りせば
11
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灰色猫
コロナにもコロナの叫びがあるだろう生きゆくことは淘汰との死闘
18
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えんとつcafé
自転車にのれた瞬間ともだちのリストに風も入れる小三
18
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千葉 甫
ふと上げた眼に輝いて浮く雲の空行く風の速さを見せる
4
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西村 由佳里
目を閉じて思い浮かべる大切なあなたの耳や鼻やくちびる
5
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山崎ふゆ彦
お母さん大変だよとつぶやいたコロナ知らない妻の墓前で
6
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ななかまど
雪どけや水に山靴ぬれはじむ山に近づく山が近づく
14
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滝川昌之
錆びついた熊手に遠き潮騒と子らとあさりの格闘を聴く
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うすべに
まちかどの青空似合うはなみずき 人のにぎわい夢見て揺れる
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横井 信
またひとつ季節の過ぎる家の中 冷たい水をぐっと飲みほす
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露草
詠む歌に応へる歌は返らねどなほもわれ詠む帰らぬ人に
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青き銀椀
明けゆくを三日月も見へぬ空仰ぎいやに心の障る風かも
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び わ
じゃりじゃりと家内の床屋縁側でいい男ぶり鏡に写し
8
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舞
買い出しに父は子を抱き母はカゴマスクに負けぬ笑みは洩れつつ
10
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滝川昌之
熟れ時を知らせるごとく琵琶の木で つつけ、つつけ、と呼ぶ四十雀
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夏深
突然の稲光さえ暗闇に差し込む光であれと祈るや
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舞
豊平の清し流れは花待ちて今目覚めんと北のはや春
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吉野 鮎
生れし兒の健やかなればその母のウィルス消ゆと初夏便り
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