横井 信のお気に入りの歌一覧
ななかまど
秋桜の咲き始めたる畑中に夏の余韻のお日様の座す
14
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ながさき
蕾から 牡丹となりて 松葉かな 最期は「散り菊」、 人生なるか
9
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へし切
ほろ苦き浮き世の風に 酔芙蓉 日暮れ待ちわぶ色気かな
11
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恣翁
断崖に臨みし墓地ゆ 灰色に波立つイギリス海峡の見ゆ
9
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舞
幾つかの 追分の道 時は経る まあこれで良し 思えるほどに
5
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び わ
買物に家内と一緒車引き今日の夕食あれこれ描き
3
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凌霄花
夫知らぬ六年の過ぎし盆明けの狭庭に淡き朝顔の咲く
14
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茂作
夏野菜仕舞ひて土を起こす時 蟲の住み家は被災地となる
12
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夕夏
けびょうにゅういんそれよりもころなならじしゅりょうようでしばしきゅうよう
2
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夕夏
おおぜいとひんぱんにとのとりちがえしゅうちゅうてきとかんせんしょうは
3
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灰色猫
灰色の君の世界を今夜だけ彩る花火となって咲きたい
8
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灰色猫
鈴虫が眠りの鈴を終えるとき私の秋がまぶたをひらく
3
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里香
もっと良く噛めばよかった 溶けるほど あの時だけの 幸せの味
9
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うすべに
隠れてた つぶやきながら葉陰から母の手の中黄色いゴーヤ
7
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滝川昌之
しな垂れる向日葵に乗るカマキリは斬首の刑の執行官なり
10
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ななかまど
老の影ふたつ揃いて極楽と椅子に午睡のわれと老猫
11
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へし切
今さらに 賄賂に揺れる五輪かな こころの空に秋風ぞ吹く
9
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凌霄花
連なりし三座に煙り立ち昇り狼煙の如き吉備路の浪漫
10
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只野ハル
雨上がり蝉も蛙も聞こえない鳴いているのは秋の虫たち
3
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狂い咲き
休み無き 日々に課さるる 学業の終わりは見えじ 格闘の日々
8
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