横井 信のお気に入りの歌一覧
灰色猫
月光に蛍光灯に手をのばすただそれだけで人はきれいだ
6
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び わ
薬草の研究始め妻真剣野草天ぷらネコジャラシ汁
6
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茂作
忍び入る秋の氣配に目を覺まし 硝子戸閉ぢる朝明けのころ
15
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灰色猫
夏の夜にてかてか光るコンビニはアクアリウムの水槽みたい
8
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灰色猫
魚にも海にもなれぬ存在に生まれたことが歯痒いばかり
7
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うすべに
幼さも今はいとしい青い夏 みんみんぜみと川のささやき
6
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滝川昌之
八月が終わる子供のストレスや不安定さを見抜け大人は
12
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ななかまど
銀行は敷居が高いと思いしも金行なればわれは使わず
8
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KEN
針槐 殘暑驟雨に 蒸れにけり 法師蝉らの 姿籠らせ
9
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へし切
ほろ酔ひで淡く染まるか 酔芙蓉 酔はねば咲かぬ 咲かねば散らぬ
13
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千映2
半紙からはみ出るほどの文字を書く元気が欲しいあなたの為に
6
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なりあきら
八月の 短き夜に 目を覚ます 微かに響く 虫たちの声
6
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舞
風の色季節は廻りて残される人のみ老いゆ彩りのなか
7
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び わ
ルコウソウ小さな花が逞しく細く豊富な草に守られ
5
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茂作
出來不出來あれども一年紡ぐかな 一日一首「うたのわ」の歌
19
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凌霄花
淡墨の雲傘にして伯耆富士夏の名残りの蝉時雨かな
11
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千映2
大好きといわれる自信はないけれどほっこり出来るといわれる自信
6
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灰色猫
玄関を閉ざして眠る空っぽの心に朝が満ちる時まで
9
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灰色猫
君を待つ二本の足でしっかりと愛を支える人間として
8
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灰色猫
生き物を殺す資格を持っている爪をきれいに磨きあげる夜
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