あきのお気に入りの歌一覧
陽だまり
鍋の中つま先立ちで覗きこむ子らの口へと煮豆を運ぶ
10
もっと見る
楓
どうだった?のひとことでも欲しかった帰宅するなり小言の嵐
9
もっと見る
那緒
星くずが落とし物なら拾われてしまったかもね さみしいひとに
6
もっと見る
まるえふ
繰り返し哀しい歌を聴いていたセンチじゃないや夕焼けなんて
8
もっと見る
陽だまり
戸の陰に隱れたつもりのそのお尻もういいよと云ひくすくす笑ふ
8
もっと見る
半格斎
湯浴みせし露天に集く虫の音を分けてなくなり雨蛙かな
18
もっと見る
只野ハル
夜のドア開け外に出て頬に蛾の当たりて残る鱗粉の跡
6
もっと見る
あそびくも
秋晴れを待つ干し物の嵩などは知らぬ存ぜぬ雨雲のゆく
20
もっと見る
みやこうまし
夏日さす木暮れベンチで仰向けば光の雫が目を貫きぬ
11
もっと見る
詠み人知らず
洋墨の滲みし白紙の上に我が爪を混ぜ黒き月となりき
2
もっと見る
七色コイン
マリア様、ガラスの指輪ですけれど、手に掌をとって指に嵌めたい。
5
もっと見る
光源氏
格子戸に漏るる今宵の月明かり醉ひにまかせて枕で隱す
22
もっと見る
恣翁
幼き日 借家住まひの 縁先に 弟と為し 線香花火
29
もっと見る
舞
地下道へ差し来る朝日見上げつつ登りて行かん今日の陽の下
15
もっと見る
jin
せめぎ合う気持ちの狭間立ち止まる聞けない言葉 言いたい言葉
3
もっと見る
粕春大君
葛の葉の裏うつ風に高照らす光のごとく咲くさゆり花
22
もっと見る
半格斎
天かける荒ぶる神のなげきこそ篠つく雨となり給ふなり
16
もっと見る
紅桜
てっぺんと言い切るひとの下界には豆腐に刺した供養の針が
7
もっと見る
詠み人知らず
この町に銭湯消えて二年経つ 涼やかな窓 モザイクの空
9
もっと見る
たんぽぽすずめ。
自転車の荷台ではしゃぐ色白の少女の足が眩しき残暑
23
もっと見る
[1]
<<
475
|
476
|
477
|
478
|
479
|
480
|
481
|
482
|
483
|
484
|
485
>>
[486]