行宮偏(仮之名)のお気に入りの歌一覧
光源氏
花の宿月のひかりのうつろへば幽かにひびくうぐひすのこゑ
12
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夢士
鈍色の空を仰ぎて雪桜枝も重たげ咲く花抱く
20
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ななかまど
菜の顔のクロムイエロー深まりて優しく揺する蝶の羽かぜ
10
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松本直哉
身の丈の五十センチのみどりごもいつしかわれに肩ならべける
5
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西村 由佳里
車窓から眺める桜枝よりも地面に広がる薄桃の色
8
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東芹
いちびこの妖し赤駿疾くかりて春風となり君を行き連る
3
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詠み人知らず
夕暮れの櫻ほの白く浮かびあぐ幽玄ただよふ餘韻にひたる
11
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詠み人知らず
花びらの囁くやうに「さよなら」と吹かるるままに小徑に散りゆく
14
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滝川昌之
花散らす雨に紛れて先行し餌場ねぐらを視るツバクラメ
21
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滝川昌之
入園で保育士が抱き泣き別れこれも小さな巣立ちなのです
20
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武蔵梅
日の照らす 苔を見ゆれば こころ澄む ゆれ立つことの なしと思えば
11
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湯呑み
あおぎ見る星の一つのゆっくりと西へ向かうよ夜間飛行か
3
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つちだゆういち
満開に夜空彩る桜咲けど俯き歩く人波の帰路
13
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河のほとり
澄みゆけば常なき夢の世のほかに桜を風のさそふ空かな
20
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舞
清明の時節であるよノンビリと雲は浮かんで果てのなく青
7
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灰色猫
夏空へのばした手のひら冷たくて瞬く星にも海があるんだ
17
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青き銀椀
風大きあおぞらのもと荷おろせば桜並木がざんぶと咲きぬ
5
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横井 信
足音は追い越してゆく 新月の空を見上げる僕を残して
16
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恣翁
闇ながら 夜の色しも春めきて ほろ酔ひ顔を 風撫づるかも
21
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松本直哉
生え際に産毛のけぶるみどりごにほほをよすればミルクのにほひ
6
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