KENのお気に入りの歌一覧
滝川昌之
芝散水つがいの蝶がランデブー スプリンクラーのダンスホールで
12
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うすべに
逃げ水の舗道ゆらめく 草たちとうらめしく聞く遠い雷鳴
10
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ななかまど
この次は鳥に生まれて飛んでゆく船の通えぬ珊瑚の島よ
36
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杜鵑草
誰が魂を宿して來らむあげは蝶 精靈會にはまだ日もあるものを
98
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へし切
蛍火をそっと手放す淋しさや 息を止めつつ 君を想ふ宵
12
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ながさき
国民は いつもあなたを 見ています 外遊などで ごまかさないで
10
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滝川昌之
鱗粉を雨戸に遺し落下した圧死の無念を許せ小さき蛾
17
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うすべに
白南風がつれてくる雲 うすずみの御蓋の山の上をながれる
11
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横井 信
陽の当たる駅のホームの夏草は少ししおれて雨を待ってる
9
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灰色猫
蛍火を追うかのように早世の君の命に灯す送り火
15
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恣翁
縁台の灯火揺らす風出でて 夕凪ぎ早く過ぎにけるかも
10
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うすべに
日暮れても街の微熱はまだあつい 明かり頼りに夜も鳴く蝉
11
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杜鵑草
色黒のわが妻なれどなにとなく風情の似たる白ゆりの花
69
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ななかまど
荒らされし戦車の轍に向日葵の種子蒔き明日を夢みて待たん
18
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よひら
家具なれど木は五十年生きるとふ老職人の太き二の腕
5
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へし切
この歌を今夜もひとり聴いている なんて切ないフレーズなんだろう
12
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滝川昌之
咲き出して紅が白がと競いつつサルが見惚れてスベルその木は
13
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うすべに
夏祭り いとしい日々のひと殷賑りノスタルジアにひたされる夜
8
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横井 信
夕方の日陰で浴びる夏の風エノコログサをやさしく掴む
9
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舞
かしましく鳴き跳び遊ぶそちこちへ追いつ追われつ雀カップル
11
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