みやこうましのお気に入りの歌一覧
在原紀之
夕立の筆と絵の具がキャンバスの乾いた街を水彩画へと
12
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加祢
庭に摘む花を活けみて小さくも動きのあれば飽かずながむる
26
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加祢
悲しきを素直に言へぬ吾が上にも月は清かにほほ笑みてをり
28
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加祢
をさなごの笑みまく顔に我もまたつられて笑ふ何や楽しき
31
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加祢
もののふの和歌にみませし心根に深く染ませてをる千代紙に
35
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加祢
我が夏はまだ終はらじと明け渡る空にかぎりの羽音広げり
43
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あそびくも
細瓜の青みづみづし丸かぶり音涼やかに香り立つ夏
49
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光源氏
年を經て朝な夕なの酒びたりしばし無常の歌に沈むる
13
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半格斎
燈籠がおぼろに照らす石踏みて露天の風呂に身を沈めゆく
11
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恣翁
喧騒や 遠慮がちなる 電飾を 圧して空の 夜に沈めり
19
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浅草大将
炎天下葉かげの風のすずしさに秋を秘めつつ桐のしげれる
12
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紫苑
猫のかげ死と睦みをり金色の眸に招かれし驟雨のまなか
4
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浅草大将
夏なれば夜のながめぞよしの山散らふほたるの花に劣らず
13
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紫苑
名にし負はば灯れば消ぬる夏虫を提灯花のひらき迎へよ
11
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聴雨
実をなさぬ花は一つもなしと説く土にまみれた父の横顔
17
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聴雨
夢に追へどなほもの遠き君が影月なき闇の深さにも似て
16
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半格斎
まなうらに殘るおもひやたらちねの心わたさむ子にも孫にも
13
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紫苑
短夜にきれぎれの夢時の軸傾いで小さき死を繰り返す
13
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詠み人知らず
失ひし人のゆくへを問ふ方にゆゑなく高きしろがねの雲
23
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詠み人知らず
あきくさの結びて露となる音を吹きな散らしそ宮城野の風
22
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