みやこうましのお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
天職と三十年を続けきた教職やむる無念さ寂しさ
15
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聴雨
雨落ちに天寿全うせし蝉の野辺の送りになづむ夕暮れ
9
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只野ハル
窓辺にて近くの虫の鳴き止めば遠く微かにか細き声音
5
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あき
友が言う。コワイものなの、結婚は愛を誓いで縛る行為。
8
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半格斎
湯浴みせし露天に集く虫の音を分けてなくなり雨蛙かな
18
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あそびくも
蜩の音も気にかけず黙々とただ道を行くはたらき蟻は
17
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紫苑
気怠げに葉月の蝉の降るところ睦みし影の添うて憩へる
12
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恣翁
幼き日 借家住まひの 縁先に 弟と為し 線香花火
29
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悠々
蟷螂のはだかる道や秋の風・澄子行くてに守る子らのあるらん・悠
19
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半格斎
穗の立ちし稻田の緑はおもむろにまだらの黄金に変はりゆく里
24
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三沢左右
紅に薄く絵の具を含みたる小筆を措きて画の完りぬる
27
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あそびくも
秋晴れを待つ干し物の嵩などは知らぬ存ぜぬ雨雲のゆく
20
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浅草大将
歌にては霧もかすみとみなせ川ゆふべは秋となほ思ひつつ
16
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七色コイン
あの海の孤島で逢おう隼よどこまで高く飛べるか競お
14
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聴雨
虫の音と雨音のみのすだく夜に消えゆくものの儚さを知る
16
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真山千展
いつ溜めた涙だろうかさらさらと排泄されるこの水分は
4
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紫苑
駆け引きの強き手を借る革命に割れし柘榴の傷深からめ
13
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舞
ポスターの笑顔も吾れを見下すと思えるほどの憂さを抱えて
11
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只野ハル
この夏も夏らしき事などなくて夏の終わりの儚さもなく
7
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浅草大将
風向きのいつ変はりしか前原に知恵もあさ茅の数多靡ける
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