行宮偏(仮之名)のお気に入りの歌一覧
浜名美和
局地的かなしみにぬれた公園で配られる個別包装の虹
8
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光源氏
降る雨に今日も濡れゆく鞆の浦ささやき橋のあはれみを知り
20
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可不可
花筏どこまで流れ下るやら 波うちぎはに桜貝とか
12
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falcon
こづゑうつ氷雨のちまた播磨坂沈める鐘に花の散り敷く
8
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詠み人知らず
春風のかけぬく花の散るを掌に受け平成の春惜しみたり
13
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atenah
くろつちの 蒸せる香りの 立ち上る 風の便りや 遠方の雨
9
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松本直哉
あすの米あらふくりやの小夜ふけてさくらをちらす雨ふりやまず
12
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コタロー
しとど降る雨の小徑に入りたれば濡るる櫻に初音聞くなり
12
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コタロー
春の池杭の上なる鷺一羽孤獨受け止めじつと動かず
16
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三蛙
雨音に取り囲まれて 世界から隔絶された夜の洞穴
18
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横井 信
足早に通り過ぎてく路地裏に花びら積もる小さな社
19
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KEN
木隱れに 春告げ鳥の 聲ひとつ 枯れ蔦からむ もののふの墓
21
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松本直哉
時じくの雪ぞふりけるこまとめて袖うちはらふはるのゆふぐれ
10
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光源氏
流るるは涙の川の花筏名残つきせぬ袖も濡るらむ
20
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松本直哉
世のなべてうつろふものはかりそめの比喩にすぎぬとゲーテはいへり
3
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松本直哉
あさまだきまだあたたかき麺麭を買ふカルチエラタンのしきいしのうへ
5
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横井 信
花びらが敷き詰められて立ち止まる霞む夕陽の春の堤防
18
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青き銀椀
外に出でて花のひとひら映ゆる月は雲に隠れぬ十三夜哉
13
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つちだゆういち
わたくしの拍手が君の背を押すと信じてこっそりパチパチパーチ
15
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光源氏
風さそふしぐれに揺らく山桜名残を惜しむ入相の鐘
16
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