河のほとりのお気に入りの歌一覧
舞
ここだけが居場所と詠う君独り奪えぬ男背を丸め酔う
11
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紫苑
赤蜻蛉ひとつ飛び来ぬ初秋の画布に気ままな一筆書きを
24
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芳立
秋あかねわたる黄金の波うてば稔りみつ穂の国といふらむ
14
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七色コイン
オカマでもダチはダチだよ差別などつまらないこと僕はしないさ
8
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舞
残る夏寂しげに鳴る風鈴にまだ生きてると蝉の応えて
12
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七色コイン
狂えども病みが感情奪えども野花摘まない男でいたい
15
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ふきのとう
七年の夏は巡りて母偲びアルバム開き妹と語りぬ
9
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ふきのとう
長月の冷雨降る朝病室の手荷物抱え母との別れ
16
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まるえふ
性別も分からぬままに散った人僕らはずっと三兄妹だ
9
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白亜
やっと会える。夕日の色は一歩ずつ濃くなっていく、ふたりのために
12
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光源氏
定めなき人の思ひに臥して泣き言だに問へぬ三津の夕暮れ
10
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光源氏
鈍色の重ねに隱る梔子の花も濡れゆく雨の祇王寺
8
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元円
アスファルト四角く落ちた物陰に群れをはぐれた鈴虫の声
4
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光源氏
誰が袖に心を殘す夜の月岩根の松に聞けど答へず
16
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元円
ひと歳の命引き継ぎ鳴く虫に吾の望みの貧しさを知る
11
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聴雨
白壁にとどまる秋の透明な陽だまりの如き言葉しみ来ぬ
12
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まるたまる
恋人は時々乳首を啄んで羽を休めて南へと去る
9
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さくらこ
ほんとうの君を知りたい海原に投げた小瓶の中で震える
5
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ゆうくん
そよ風に 季節の夢を 歌う鳥 木の葉流れる 音にあわせて
3
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ひとこそしらね
南北に高層マンションそびえ立ち菓子の館のごとき教会
5
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