詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
KEN
さめざめと 早乙女葛は 泣ゐてをり 緑の烟る 雨の堤に
8
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ななかまど
ふたたびはかなわぬ槍の穂の景を履き古したる靴は記憶す
12
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名鈴
誰一人 欠けず面を 合はせつつ 命を守るを 称ふる村人
15
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横井 信
大雨の予報とともに流れてく朝の予定にふえない意欲
12
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KEN
摺上の 瀬音五月雨湯のけむり 水面に流し 波來湯の燈り
8
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KEN
むらさきの 匂いたつかな ラベンダー シュクレフィレ降る 文月のこみち
11
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名鈴
地震の疵 まだ癒えぬだに 大水の 襲ひて涙 乾く間もなし
19
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ななかまど
はびこれる白く匂える十薬は母亡きあとの新たな店子
13
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ななかまど
茄子胡瓜あめに疲れてお日さまの光もとめて角目立つ顔
7
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弥栄成就
天邪鬼 絶対出来るに やる気失せ 絶対無理に 闘志湧き立つ
12
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KEN
烟る雨 斑雪に似せて 半夏生 迷ふ葉叢を 濡れて越ゆれば
9
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名鈴
我願ふ 君生を変へ 何処にか 軽き身を得て 幸あれかし
12
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舞
妖精やコロボックルら棲むような七月の風サッポロの街
11
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ななかまど
十八の若き心に会いに来て北の大地に胸おどりたり
15
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横井 信
わらい声やわらかに聞くカーテンの隙間に覗く澄んだ青空
12
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KEN
南天の 散り花織りて しろたへの 無垢を裝ふ 女郎蜘蛛かな
11
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只野ハル
ただ歩く転ばぬように止まらずに時の流れに合わせるように
8
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横井 信
靴底の傷んだシューズ でこぼこの道を歩んだ元気のあかし
8
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灰色猫
なんやっけ茅の輪くぐりのあの祝詞おとんもっかい教えてくれや
13
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ながさき
年老ひて たまに空しく 想ふとき こころ震へる 言の葉に逢ふ
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