横井 信のお気に入りの歌一覧
滝川昌之
タクト置き世界の小澤は素手を振る奏者も音も抱き込むように
20
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なりあきら
菜の花が 黄色く染める 河川敷 ここは何処かと 惑わすように
7
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へし切
春は何処 そんな呟き聞こえくる 寒の戻りの 彼岸の中日
22
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ゴンちゃん
青垣の木屑の山道ふかふかと松枯れ残す春はおだやか
5
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音蔵 雅秀
郵便の投函されし音聞こゆ いつも駆け足 お疲れまさです
5
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茂作
清水や異人の集ふみやげ屋の 張り子づくりの虎が首振る
14
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舞
旗振りて止めた子どもが社会人横断歩道今は会社へ
10
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び わ
結婚後六一年熱海にてホテルの窓に青き空海
6
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笹舟
ぬばたまの闇縫う糸に絆されて 月無き夜に騙る淨璢璃
8
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ゴンちゃん
忸怩たる時すぎて思い置くスバルの星は東かがやく
3
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兎桃
年ふりて方々毀れし貴船社に吾の直した鬼瓦上ぐ
5
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うすべに
あざやかなウエアはなやか渡し舟 春の海越え銀輪きらめく
9
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ハジメ
世の中はうなずけぬこと多々ありて心のほころび繕いながら
9
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うすべに
猫の目に海のきらめき 坂道にわれた窓から苔むす茶碗
11
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痴光山
ユーミンの「卒業写真」を聴く枕 アルバムの中の吾が 吾を見をり
7
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滝川昌之
春冷えの空が桜を遅らせて焦らされているメジロも俺も
17
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ななかまど
一畝を耕しふいにわきあがる結句七音みみずが笑う
17
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笹舟
浅き夢酔いもせぬまま歳を経る 雨に散りゆく花を知らなむ
7
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卓
雪まじる 春風ふきて 薄紅の 頬ふきぬけて 簪ゆれる
6
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へし切
床の間に ひと足先に花が咲く 春を装ほふ一幅の掛け軸
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