みをつくしのお気に入りの歌一覧
青き銀椀
ひさかたの光待つ春なつかしき山たそがれて秋は解けゆく
8
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青き銀椀
秋始む落ち葉待てずに我が戀の五十路へ寄るも未だ悩まし
6
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名鈴
夏の夜の 花火の集ひも なかりけり 戯るる声せで 虫すだくのみ
13
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青き銀椀
秋想ふのち知らずとも黄昏るる前に訪ねて人戀ふべきに
11
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青き銀椀
あいさつを交はしてゆけば振り向けず声音の殘る片や戀かな
8
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横井 信
日の落ちた山の向こうの稲光 暗がりに咲く夏の残り香
12
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トウジさん
独居には寂しさ増しぬ暮時の 遠雷低く鳴る空の涯
13
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滝川昌之
親として背負ったものと降ろすものおろしきれない子の温もりよ
16
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ななかまど
シジミチョウ低くもつれてついてくる遠き祈りの巡礼の路
12
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みのる
ひとはみな大きな虚ろ抱えたり歳を重ねて思い知ること
6
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緒川みるな
ゆくリなく御世話になりし恩師逝く烏羽玉の闇に泪零るる
5
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名鈴
あな畏 勾玉纏ふ 貴人は 奇しき神気 世に現すよ
12
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横井 信
まだつづくきつい残暑の夏バテにそっと並んだ季節の野菜
12
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青き銀椀
母よりのお小言聞きて帰る夜 秋兆すかな虫の声聞く
8
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トウジさん
花水木 葉の騒めきに 涼を得る 過ぐ風温く 肌湿らすとも
6
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滝川昌之
繊細と呼べば綺麗なトンガリを俺の長所と見た妻に謝意
16
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ななかまど
脳内にコロナ冠助住まわせて新生活を御守りとせむ
8
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緒川みるな
癒されば富士のやまもと出でし湯に身體浸して夢見てしがな
3
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艸介
噛み合はぬ網戸を閉めてまた開けて 終ぞ閉まらず 網戸外れる
1
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艸介
遠い日に届くと信じ 伸ばした手 掴めずにまだ星を見ている
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