青き銀椀のお気に入りの歌一覧
藤久崇
やみよには われこそともす みあかしの ひかりに弥陀の 文字を書くなれ
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滝川昌之
距離を空け降者を通す車内から職場(せんち)へ向かう同士へエール
16
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ななかまど
かがやける桜の下にひそかなり何をためらう猩猩袴
14
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舞
おちこちの陰にウィルス暗き世をせめて陽気に自粛するとも
7
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名鈴
亡き人と 語らふ奇特 有らばこそ 言ひ遣らざりし 思ひ告ぐべけれ
15
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び わ
コロナ渦地球一面覆いつつ人類いまだ策見いだせず
7
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灰色猫
華やかに咲いてくれるな徒桜さびしき身へと降ってくれるな
13
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灰色猫
懐かしき桜の香りに酔いたれば心を絞める君が面影
10
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灰色猫
一輪の桜を贈ってくれまいか髪へ飾りに来てくれまいか
14
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灰色猫
悲しみの果てで拾った桜貝あなたが捨てた恋の抜け殻
13
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KEN
マスクして 若き婦警は 睨みおり マスクせぬ我 交番覗けば
7
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KEN
稚児抱き 風にそぞろの 黒髪に せめて飾れと 桜ひとひら
17
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KEN
向かいあい はだけた胸に 聴診器 白き手肌に 微熱わくかな
12
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幸子
「要請をする側無キズ」茂木さんに言われて気づく口惜しさかな
10
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千映2
知らぬ間に大株となるクリスマスローズも掘れぬ老いの入り口
4
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千映2
散りそめし桜の花に人の世を重ねてみれば物悲しかな
8
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横井 信
人の世の非常事態もひさかたのひかりのどけきヒヨドリの歌
13
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夢士
昇り来る燃ゆる月影春の月 仄かに流る利休梅の香
11
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うすべに
花いかだ うき寝の鴨の羽交いにも うすべにふわり降りていろどる
8
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千野鶴子
夕餉にと青菜洗えば葉の間から桜の花びら一片浮かぶ
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