吉野 鮎のお気に入りの歌一覧
まあさ
ゆっくりと 近づいて来る 台風の 不気味な匂いに 怯えるススキ
23
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まあさ
ベランダの 洗濯物から 笑い声 聞こえてきそうな 台風一過
24
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へし切
秋夕焼 明日は晴れると雲が言ふ こころの空も晴れるといいね
33
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みろく
赤白黄 オシロイバナのパラシュート 路地に描かれた線路彩る
16
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新座の迷い人
深め行く 秋の中でも 蝉が鳴き あの声聞けば アブラゼミかな
8
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新座の迷い人
紅葉が 早く来ぬかと 待ち焦がれ 秋の紅葉 風情あるかな
11
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新座の迷い人
帰宅して 階段見れば アブラ蝉 今にも絶えるか 動かずにおり
10
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新座の迷い人
この月を 眺むる人に 任せおき 思いは昔 かけ巡るかな
11
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工藤吉生
ゴミ箱をあふれるごみのてっぺんで曲がるストローまっすぐのまま
10
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舞
忘れてた遠い昔の恋などを思いださせる鈴虫の聲
14
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詠み人知らず
男と女横断歩道の真ん中で落ち合い男の来た方へ歩く
5
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詠み人知らず
新郎が坊さんなりきハゲ頭ならぶ式場パノラマで撮る
4
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詠み人知らず
三十五度五分の俺をあたためて四十二度ではなくなってゆく湯
8
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詠み人知らず
あの席のあの人今日も俺の降りる駅でマスカラちょうど塗り終えた
7
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詠み人知らず
ビール求めまさぐる氷水の中どの缶もどの缶も発泡酒
7
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日置鳩子
祈られて冷えていくのか夏至の夜の吊革とシベリアの太陽
3
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日置鳩子
海蝸牛まいまい巻いて早よ逃げろ汐の満ちるよ鷺の鋭く鳴く
4
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日置鳩子
小雨の藩邸へ続く夕道にゆっくりと轍引く車椅子
12
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日置鳩子
風車吹いても吹いても風車国境線にぽつとサンダル
7
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日置鳩子
喜び 赤粉まぶした暁を半人半蛙のトトンと叩く
4
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