名鈴のお気に入りの歌一覧
滝川昌之
儚きは薄日が落とす蝶の影 羽化も乾かぬ舞いの危うげ
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ななかまど
この姿われかも知れず屑米を食い損ねてる一羽の雀
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あゆか
レポートを提出したら夏休みワンクリック後お盆の準備
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はつなつの
つのりても人に言はれぬわが心静かにぞ燃ゆ埋み火のごと
4
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横井 信
白黒の夢を見ている日常は空回りして行ったり来たり
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青き銀椀
望月は真夏の夜半に光して吾三分の魂吠ゆるも
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葭堂
思い立ち 車走らせ 向かう先 理由はひとつ 海が見たいの
4
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北窓
言い訳の役に立つから抱えてるつらさですかと疑ぐりの自己
4
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び わ
最近は家内も手話の振りをして声の会話が極端に減る
6
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舞
「かんたんな介護の手引き」立ち読みす書店の隅の老い人の背
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みのる
三十一字を打ち破りたし三十一字に閉じ籠りたし 愛と憎しみ
5
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艸介
「今日」が死に また陽が昇るその前に ぼくらをそっくり盗み出してよ
5
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艸介
丑三つに枕を濡らすぬるき水 吾 沈みける 夢の潮騒
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トウジさん
瀬枕に 臥て河鹿の 鳴声を聴く 冷えた西瓜と 落陽の影
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西村 由佳里
リビングを冷え冷えにして待ち受ける汗したたらせ帰る息子を
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水紫
行くさきで拾い育てる歌の種些細なものにも感じる風流
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谷村思亜
何とない 寂しさに胸侵される 荒涼とした在るが悲しさ
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荒野のペンギン
後悔と 哀しみいくつも 塗り重ね 七十五度目の 八月六日
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うすべに
あかつきに涼しさくれる朝靄の 夢さまさせて蝉時雨降る
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はる麦
カリカリとかきべらならす教室で粘土とわたしは今日もにらめっこ
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