たけくらべのお気に入りの歌一覧
Chico
初日の出 遮光カーテン隙間より精査するかに二人を洗ふ
12
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ゆりこ
切なさに欠ける熱情午前四時 突き抜けたいとスマホを握る
15
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桐生賄
暖かい年明け続き 桜まで咲いて アイスが売れる睦月に
11
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灰色猫
つつがなく 祝賀を終えて 日常へ 戻るさみしさ なぜか切なく
30
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芳立
初春の空をうつせる水鏡まだき割りてぞ雁のゆきかふ
8
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恣翁
白蓮の蕊に似たるか 山々の雪を被ぎて 初日出でけり
21
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詠み人知らず
川沿いの朽ちた引き戸に飾りつけ 生きているぞと 老人のいう
22
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恣翁
艶めける雲温かく 向き合ひて子鳩戯る 光の中に
20
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野々花
一月にしては馬鹿に春めいた土手にちっちゃなすみれ生まれる
14
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工藤吉生
はつらつとした生命を表現し死ぬまで背伸びしている銅像
6
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舞
日なたには身を寄せあって二羽の鳩同じ景色を共に眺めて
15
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灰色猫
ぷちぷちと 数の子を噛む 海原を 泳げなかった 命の味わい
39
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へし切
人生の道は険しくつらくとも 乗り越えられぬ試練などなき
23
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コーヤ
紡がれし心の想い言の葉は流れ豊かで趣深く
13
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秋日好
くっきりと下弦の月が上がり来るジュピターの待つ東の空に
12
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灰色猫
すまないと 心のなかで 詫びながら 新巻鮭の 首を断ち切る
28
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詠み人知らず
ずっとずと雑煮の音を演出し 餅が焦げたら 君は目覚める
13
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舞
巡礼の旅にも似たる人生のひとつ区切りの朝大晦日
17
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コーヤ
新しき年を待たずに暖冬の風に微笑む熱海路の梅
22
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恣翁
昭君の望郷の思ひ 玉と凝り 苔むす枝に梅花と化しけむ
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