粕春大君のお気に入りの歌一覧
夢士
寒風の吹きすさぶ世の荒波に向かひ進まむ若者の群れ
16
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浅草大将
流れゆく月日のまにま年の瀬に身はうき草の行方しれずも
13
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浅草大将
みづうみは浪しづかにて白鳥の跡をにごさず発つ影の見ゆ
14
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紫苑
しらしらと月まなざせば砧骨かすかに応ふさざなみの底
13
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桜園
公園で子供が元気に遊んでてそのころにふともどりたくなる
13
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半格斎
降りしきる雪の深さにおののきてただ排雪をする日曜の朝
8
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河のほとり
鳥の声もまれなる冬の深山路はわれより他に行く人もなし
19
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芳立
いが栗の落ちくるもみなことわりと知らで植ゑむら樹を伐らぬとは
4
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浅草大将
この日もよ風も小松をひくならむ聞けばはつねの春のことぶれ
8
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松本直哉
さびしさのはてなむくにを旅したく生駒のやまのかなたながむる
4
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松本直哉
見晴るかす生駒のやまの秋深みもみぢのにしき色にいでつつ
4
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松本直哉
ひとふりの刀身としてよこたはるつめたく蒼き秋刀魚のひかり
11
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松本直哉
やはらかきぬのにてぬぐふ重箱のうるしのくろきひかりをめでつ
13
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河のほとり
かくも世に良き年月は積もりゆけ深山しづかに降れる白雪
15
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河のほとり
寂しさに心やるとて眺むれど四方は枯れゆく冬の山里
14
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浅草大将
流れくる湯の香に聞けば仄かにも昔ながらの悲歌ぞ思ほゆ
13
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河のほとり
ときはなる松や知るらむ長からぬ命に人の祈りありとは
8
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河のほとり
侘びぬれば庭の落ち葉にまぎれてむ朽つるわが身を一枚にして
10
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河のほとり
山風に木の葉の幣と散りかかる霜踏み分けて神を訪ふみち
16
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吉祥地女
愁うには強すぎ憎むにはむなしすぎ鬼灯よ面白く行け
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