ことぶきのお気に入りの歌一覧
恣翁
誰ぞ 汽車に飛び込みつなる 願はくは 其の人 不労の吾子ならましを
13
もっと見る
潮月繁樹
瀬戸内の真昼の白き入道も暮れて涼しき十五夜の月
20
もっと見る
まぽりん
神代より命をうみの杜にすむ魚の領巾ふる都ありけり
20
もっと見る
秋日好
スペインの乾いた景色のつづら折り止まれば倒れる自転車レース
14
もっと見る
ながさき
蔦かづら 電柱覆い 天までも 凄まじき哉 草木の生命
21
もっと見る
舞
いち日を終えて我が家の戸の前で負う荷を隠し聞く「おかえり」と
16
もっと見る
へし切
病床に老いし母の手を取れば温いと笑みて子を見やる目に
30
もっと見る
へし切
恋ひ焦がれ逢へぬ人だに夢に見て醒めぬ現に惑ふ吾かな
29
もっと見る
芳立
秋の月うつす川面に波たたば涙やどして見ると知らなむ
9
もっと見る
まぽりん
君待つと戸の開きつる音すなり厨を出でて迎へにゆかむ
21
もっと見る
コーヤ
うす紅の小花咲きたる萩の枝今宵の月の飾りとなりて
21
もっと見る
恣翁
思春期の 暗く遣る瀬なき郷愁に 病む薔薇に似し君漂へり
17
もっと見る
一藤
バスを待つ人は哀しき一様にバス来る方を向きて佇む
4
もっと見る
まぽりん
眉月の影やどすめる夜顔の花ぞあやしく薫り立ちける
25
もっと見る
恣翁
黄昏は 藤花の陰に深まりて 春の尽くるを惜しみけるかも
60
もっと見る
村上 喬
強すぎる日差しをさけて街路樹に寄り添う君に木洩れ日がゆれ
27
もっと見る
村上 喬
のみさしのラムネの瓶に残されたビー玉越しに海はひろがる
304
もっと見る
<<
1
|
2
|
3
|
4