名鈴のお気に入りの歌一覧
うすべに
草いきれ 秘密の場所の夕化粧 風をなぞればなつかしい夏
10
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赤石仙人
やうやくに凌霄花の蔓伸びて朱色の花を一つつけたり
5
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芳立
稔るべき空をのぞみて若人は青田のなかのみちを駆けゆく
4
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うすべに
精霊にこの一年を感謝する 省みながら迎え火をたく
8
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祈り花
一時の涼を求めて駄菓子屋へ驅けた歸りは汗に塗れて
7
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樟明子
三歳でキノコ雲見た亡き母にあの日なければ思ふことあり
7
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祈り花
一面の青田のそよぐ夏色の風は清かに梅雨明けを告ぐ
10
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青き銀椀
山狩りの銃置きて薬喰へばむむ気取られしか吾が老いぞ知るべく
10
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横井 信
ゆっくりと力つきてく蝉の声 地面で休む夏色の蝶
13
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灰色猫
力なく転がる蝉とゴミ箱とそれを見ている立秋の木々
14
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KEN
白肌に 醒めゆく人か あかねさす 葉月の朝に 殘るありあけ
12
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び わ
最近は家内の笑顔多くなりわが顔も又同じなのかも
8
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舞
目覚めてはまた一日をいたずらに夢みる夜も使いはたして
10
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夏深
背中ごし見し落日の唐紅今別れゆく未練の色味
5
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舞
ヤーヤドーォの聞こえぬ夏のなぬか日の秋風近きつがる平野に
8
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青色銀河
花の降るやさしい夜にぼくたちは膝を抱えて夜明けを待った
10
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緒川みるな
見上ぐれば富士の高嶺の上に浮く 葉月滿月 可惜夜の月
7
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祈り花
紅の花びら處々に傷を負ひ俯き咲きぬ葉かげの椿
7
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祈り花
遠き日の海の香りの懷かしく今再びの翼を慾す
8
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祈り花
日暮れ待つ時の長さを慈しみ茜の空に亡母を忍ぶ
10
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