詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
コタロー
朝ぼらけ風にざわめく竹林の上に出でたる朧月かな
11
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コタロー
のそのそと狹庭横切る野良猫に急にもてなす餌あらざりき
12
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磯山武士
都には花が咲いたと聞く朝の街のうぐいすの未だつたなく
6
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磯山武士
伊吹嶺の雪とけ流る代かきの里にかえるの想いあふれて
8
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藤久崇
絶ゆるとも さめぬ夢らし 思い出は 閨だに霞む 春の夜半かな
17
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藤久崇
君が樹の 我に舞い降る 言の葉は 一枚とても あせぬとぞ知る
23
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新座の迷い人
満月を 眺めて昔 忍びては 若き想いで 蘇り来る
12
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新座の迷い人
夕方に 雀のねぐら 騒ぎだし 隠れし所 網かけ追い立て
11
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滝川昌之
標本木 テレビカメラを数えおり 五、六台にて開花しましょう
21
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滝川昌之
霊園の卒塔婆鳴らして涅槃西「母さん、今年の花見えますか」
19
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行宮偏(仮之名)
疾き風のゆくを見おろし春月は 朧緞子のかげに在し
12
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へし切
春の夜は花のかすみに先立てて曇りも果てぬおぼろ月かな
23
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へし切
海棠はまだ咲き初めの 実のごときつぼみは 風に戯れており
22
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灰色猫
たくさんの願い華やぐ千羽鶴きみの一羽を探しているの
17
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灰色猫
終わりだと宣告されても闘うのあたしの病はあたしのものよ
16
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夢士
春分の満月おぼろ東に温し風受け桜花咲く
12
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KEN
月滲み 翳る辛夷を 哀しませ 雨混じる風 ゐたづらに吹き
14
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恣翁
朧月 夢に契りて 名を呼べば 菜の花の黄味 清かに見ゆらむ
18
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横井 信
街角の風はやさしく頬を撫で僕を惑わす春のため息
17
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横井 信
晴れてゆく朝の霞に飛ぶ鳥を眺めつぶやく春のあこがれ
16
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