蔓葵のお気に入りの歌一覧
夢士
星の降る北風の街歩みゆく一万めざし昨日も今日も
8
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舞
歯みがきに噎せて見上げる鏡には老いを刻んだ見知らぬ男
9
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千映
急ぐときすんなり靴に足入らずショートブーツの哀れな踵
5
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うすべに
きみの眼に平気な顔で背を向けた 忘れられない別れの言葉
9
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横井 信
真夜中に子供の語る将来を抱えてねむる冬のひと時
15
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舞
ほのやかに明けくる冬の青空にいでくる街の真白おぼろに
6
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名鈴
いかばかり 子を思ふ情け 深からむ 焼け野の雉 夜の鶴とや
15
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falcon
石舞台さきに登りて手をふれば「野守は見ずや」と君は笑へり
12
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千映
吐く息が白くもなくて暖冬の寒中見舞いポストに投函
8
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横井 信
まだ僕は刈田の中で見上げてる朝陽に染まる遠い雪山
18
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萱斎院
むらさきの横雲さして翔けりいぬ 鳥の影うき春のあけぼの
11
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青緒
こう見えて恋人なんだ僕らまだ街中で手はつなげないけど
2
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燃えない薪
望月の 一人看る夜の 過ぎる間に星も渡るか 雲の浮き橋
13
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燃えない薪
冬雨の 一人霜夜の さびしさに いくのの道の 遠き月哉
5
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KEN
なにゆゑに 春とうそぶき 影散らす 冬月おぼろ 梅が枝の奥
14
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舞
雪道を歩むおさな子一歩毎足元見やる手つなぐ母は
9
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名鈴
鄙に住み 籠り居りける 我なれば 本こそ世知る 縁と頼め
12
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うすべに
冬の雨 うすむらさきに色うつし 雪を待つのか白菊の花
10
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横井 信
皆が踏み固められてく道を行く 花のすぐ脇 残る足跡
12
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へし切
ぬばたまの夜もふけゆきて氷雨ふる雲井はるかは雪にやあらむ
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