詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
滝川昌之
信号を手前の日陰で待ちながら目を細めては逃がす陽炎
28
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滝川昌之
母校より今夏のトーナメント表と寄付の依頼と届く球音
20
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滝川昌之
プライドを得た夏空の青は濃く雲を蹴散らす梅雨明け十日
20
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秋日好
花祭 暑さに負けず集まった庭好き花好き おしゃべり好きで
18
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KEN
さまよへば野もせの色のとりどりに唐人傳ふ花の神笑む
15
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舞
荒れた田を仲睦まじく道祖神眺めて暮らすひと去りし村
20
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つちだゆういち
我見たり雷雲消えゆ雨上がり陽光連れし夏の訪れ
11
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葱りんと
「わたしの芽、今日は出るかな」アサガオは子供に返る 夏のアイテム
16
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滝川昌之
散水のスプリンクラーは正確なテンポでかすめる蝶を遊ばせ
27
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滝川昌之
闇雲に天を指差し刃向えばいつ撃たれてもと建つ避雷針
24
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滝川昌之
コパトーン甘い海風この夏はいくつの恋を焦がすのですか
25
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舞
妻と我同じ時ゆく旅人のふたり山河をともに荷を負い
12
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へし切
錆色に花も移ろひ 梅雨は明け かほりかそけき梔子の花
24
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滝川昌之
FMがさらりと告げた「真夏日」は湿り気を得て白南風に乗る
26
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バロンマン
向日葵は太極拳に振り向かずスックと立ちて陽に向かうのみ
8
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蔓葵
死してなほそらみつ星をとめむとや密かに出でし蠍座のかげ
7
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桜枝巧
わたくしに成り損なったもの達の化粧ポーチの隅のじめじめ
4
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工藤吉生
仰向けにさせてみたってリラックスできないようだ我が家の猫は
8
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恣翁
夏の夜は はや明け初めて 朝霧を吸ふ羊歯青く 冷やかに揺る
22
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詠み人知らず
誘惑に負けて貪る背徳は至福もたらす夜半のチャルメラ
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