河のほとりのお気に入りの歌一覧
芳立
おそ咲きの梅の香きけばはるかなる与那国島は海びらきとふ
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芳立
ぬけがらの影絵がふたつ寄りそへば大人の恋になるはずだつた
20
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あそびくも
苦吟するしかめっ面を笑むやうに春一番が吹き過ぎてゆく
19
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あそびくも
喧嘩する度に投げてたティファニーの傷の数だけ築けたきづな
27
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紫苑
遠つ方あしたの鐘の響きけりル・クレジオの春はおぼろに
6
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紫苑
ひとり汲む葡萄酒苦かり十字架に打たれし釘は曲がつてゐたか
8
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紫苑
ちゆんと鳴き砂を吐きたる蛤はボウルに陸の夢を見るらし
22
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紫苑
明日葉のつよき香りに思いをりけふ在ることの確かふたしか
20
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紫草
名も知らぬ小鳥のつがい啄めば囀り上手が横恋慕する
14
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紫草
スタバでもすぐにスマホをいじるのは周りと私切り離すため
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舞
その髪を任せて堕ちる日も来るや朝の光りに清しき乙女
9
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舞
北国の春青空の軽ろやかに風吹き揚げる雪解け行けと
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浅草大将
北へゆく雁の一つら声もなく濡れてつばさをはる雨のそら
15
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浅草大将
春きぬとなほしら雪のやま里にまつの戸たたく軒の玉みづ
11
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浅草大将
朝ぼらけ霞がうらをゆく舟もはるはほのかに見え隠れつつ
19
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浅草大将
さきがけの花をみなみに尋ぬれば時をうるまの春の盛りに
17
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光源氏
殘りたる娑婆の岸辺の端舟のうちてしのぶる袖のしがらみ
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光源氏
春は憂し春はうらめしあぢきなく人思ふゆゑに人の戀しき
11
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光源氏
春の夜の夢に浮かぶる面影にあはれに添ふる薄墨の花
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風蘭
すれ違う流星の弧はゆっくりと近づいたあと離れてくだけ
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