みをつくしのお気に入りの歌一覧
ななかまど
秋桜の花が盛りとなる夜はスマホ持つ手が書こいしがる
9
もっと見る
名鈴
まつ虫の 声をたよりに 君来なむ 軒のしのぶの 深き庵に
11
もっと見る
横井 信
雨あがる秋めく朝に稲の穂は遠い野分の風に揺れてる
8
もっと見る
桜田 武
コロナ禍の日々の散歩道変わらねど変わる世の人の心と暮らし
6
もっと見る
青き銀椀
朧月夜 原の中にて獨り見る幽けきこころ草とゆれつつ
10
もっと見る
青き銀椀
吊るしたる洗ひしマスク乾き切る夕暮れ一つくさめするなり
11
もっと見る
滝川昌之
春ならぬこの世の秋と絡み合い雨後の草原群れ飛ぶ蜻蛉
13
もっと見る
ななかまど
はい松に掛けたるタオル手招いて山を愛する主人を探す
11
もっと見る
高松 蓮
避雷針 折らんばかりの 綿雲は 音もたてずに 急ぎ流れる
4
もっと見る
横井 信
いつの間に月はあんなに高くまで 流れる雲に落ちた雨粒
14
もっと見る
名鈴
野の末の 浅茅が宿を 月読が やおらに照らす 望月の夜
15
もっと見る
青き銀椀
去年とほくふかき夜に見る満月の御衣黄のごとわが血しほ見るまでに
8
もっと見る
KEN
月明かり 染めて結ばむ 露草は 形留めぬ 性を愁ひつ
12
もっと見る
青き銀椀
きらふかな雲に隠りて望月の見へぬものあとけさやかに思ふ
13
もっと見る
ながさき
透きとほる 秋の夜空の 山の端に 黄金色の 満月光る
14
もっと見る
青き銀椀
晩夏の四十路をおそれ過ぐるとは思ひかねてし稲の成りつつ
8
もっと見る
滝川昌之
消しゴムのセロハン剥がし新学期あらたな角でそれっと意気込む
17
もっと見る
ななかまど
ゆく夏の叫びとも聞く蝉しぐれ残夏のときを生きるは難し
11
もっと見る
青き銀椀
ガス灯し白湯沸かし待つ朝方の厨の窓の外の薄曇り
10
もっと見る
KEN
行く時を 刻むごときの 雨垂れに 殘り羽湿る 燕の苫屋
12
もっと見る
[1]
<<
33
|
34
|
35
|
36
|
37
|
38
|
39
|
40
|
41
|
42
|
43
>>
[51]