コタローのお気に入りの歌一覧
横井 信
夕暮れの風にススキは空を掃き僕へ届けるせせらぎの音
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横井 信
陽の沈む大きな川を前にしてひとりたたずみ見送る列車
11
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横井 信
沈みゆく下弦の月に見送られ落ち葉を踏んで向かう病院
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横井 信
駅までを並んで歩き指をさす青空を行く機影は二つ
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可不可
手放すと二度と同じ物が無い 断捨離は両刃の剣
11
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雪柊
大戦の番組減りし夏の夜吾子に添い寝し惨禍伝える
15
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雪柊
うら若き水着の乙女が「マジうまい」プールサイドは爛熟の午後
10
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雪柊
この手間が現代社会に必要と夫婦揃って栗を剥く夜
16
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雪柊
栗ごはん 栗だけ避けて食べる吾子血まめができた吾の手を見る
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雪柊
二十五年時を隔てて剣を取り三歳の修練昇段の秋
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千葉 甫
眼が覚めて寝返って見る一面に月の光りの白いカーテン
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吉野 鮎
くちびるに紅微とのせ三歳のをみなごややに身硬く座す
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吉野 鮎
秋の陽のぬくみの中を三歳のをみなご踏みゆく玉砂利の音
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舞
夫逝くにひとの世はみなゆずり葉と語る母逝く 吾もゆずり葉
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舞
枯れ枝を枯れ葉を踏みて公園を妻と歩める秋に染まりつ
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舞
病みて臥す母に見せんと撮る写真むなしく残るスマホ哀しも
10
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舞
身ひとつを持て余したる秋の暮れ木枯し寒きもがり笛吹く
9
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舞
また一つ冬をむかえる老いのみの影へと落ちる枯れ葉いち葉
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つちだゆういち
張りつめた僕に絡まるその指に誓いをうっちゃる謀反の指輪
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つちだゆういち
愛するは素晴らしきことそれなのに恋の数だけ涙を見たり
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