コタローのお気に入りの歌一覧
南條櫟
しんしんと愁へうれゆく晩秋の紅一点の柿ぞかなしき
6
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南條櫟
夏去りて吹く秋風が寒しとも入り日の雲はあかく燃えけり
5
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南條櫟
銀の雪わけいづる金色の五輪の花に合ふ日本晴れ
6
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南條櫟
われさきに水面に集ふ魚の子口を開けど飯にあたらず
8
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南條櫟
音もなく枯野に流るる引地川二匹の犬がぢつと待ちをり
7
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南條櫟
月の夜のふたりに代はり透明なよせてはかへす波のささやき
10
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詠み人知らず
もゆるごと蒜山三座錦秋の衣まといて冬引き寄せり
18
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詠み人知らず
対峙する蒜山三座に時雨きて雲間照る山錦の絵巻
17
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吉野 鮎
モノノ怪の棲むココロ根に魑魅魍魎跋扈す澁谷 オシャレにあれかし
12
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吉野 鮎
鰯雲二すぢ三すぢ東西に描かれゐて空 蒼のキャンバス
13
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吉野 鮎
冷氣だく霜月朔の宇宙に浮く下弦の月の玲瓏に冴ゆ
15
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詠み人知らず
慈しむひめさまのもとに書を送り香のみ残して散り去る白梅
7
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詠み人知らず
転校の多い女児の持つ楽しみはわざと作った苛めとの遊戯
11
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詠み人知らず
その鳥は光の下では目が見えずいつの夜にも一羽で唄う
8
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詠み人知らず
ポイントを入れるの怖がる子がいそう評価するに足る者じゃないって
7
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詠み人知らず
荒く吐く息で悲鳴をあげている脳と身体の疲弊に気付く
13
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萱斎院
ゆふされば三笠の山のくれなゐの さむべき夢にまよひぬるかな
7
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恣翁
家々の屋根を 秋風 高く吹き 日暮れの寒さ 襟に浸みけり
22
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横井 信
ゆっくりと一歩踏みしめ立ち止まる弱まる陽射し差し込む小道
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横井 信
道草の色の変わりしあぜ道をたどる足跡 朝焼けの空
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