大獏のお気に入りの歌一覧
半格斎
もてあますこの身ながらう昼つ方きみ居らぬ間の盜み食ひかな
18
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舞
酔い臥せば鈴虫の音の優しくてあまり呑むなと母の声する
14
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浅草大将
もの言はで腹ふくるれば何うれし心憂さぎのもちつきの夜
24
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みづ子
「プロポーズ待ってるからね」「ふだんから言うてるやんか」そうだったんだ
7
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みづ子
わけ芽摘み色づく前に手折りましょう実るトマトはひとつでいいの
4
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みづ子
携帯が目に見ぬ想い受け取って切なく響く着信音かな
5
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みづ子
赤ワインあなたの愛で割ったなら酔ってゆくのか醒めてゆくのか
22
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みづ子
いたわって「知らせない」から「隠してる」そして転変してく「嘘つき」
42
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葉月きらら☆
満たされぬ事のなき世長らえば痛みでさえも咲く花となる
26
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岩崎純一(純星)
空あふぐ巌の色をかすめつつ入江の底を磨く月影
5
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聴雨
わが君は如何詠むかな落日をとけて消えゆく海月の月を
9
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舞
実りゆく黄金なす田に稲穂波夕陽に立ちて風渡りゆく
11
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たんぽぽすずめ。
木漏れ日のそよぐ大地の煌めきが河となりえて涼しき残暑
11
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半格斎
おみなごの拗ねた丸みの頬なるやぬかづきの色は朱になり始む
17
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鴫沢葦穂
空蝉のぶらさがりをり大口を開けし狛犬の左の耳に
18
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鴫沢葦穂
天離る鄙辺の森ゆ立ち上るひぐらしの声に涙落つるも
28
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鴫沢葦穂
昼も暗き深山の森にひぐらしの鳴き響む声を聞きて歩きつ
32
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浅草大将
こゆるぎの磯のあら浪かかるまでつらきを春の道と思へず
22
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舞
鈴虫を夢やうつつと聞きながらつれなく明ける独り寝の秋
26
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聴雨
こんなにも傍にゐるのに触れられぬ今宵の月の瞳やはらか
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