風橋 平のお気に入りの歌一覧
舞
お湯割りの焼酎沁みる独り寝の思い出だけが暖たかい夜
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七色コイン
暖めて毎夜のように抱き締めたその先にある死を知りながら
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銀
暖かきつむじ抱けばかたわらの地球林檎も同じいびつさ
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氷魚
紙屑にされた手紙も割られた皿もそれは等しく悲鳴であった
11
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冬野 凪
尻に敷く「一握の砂」座り心地よく冬の訪れ眺めて過ごす
7
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七色コイン
ドン!と詠め。詠んだらそれが君の歌。心配するな。誰かが受ける。
12
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紫苑
主なきメツトは芝を転々と韋駄天は風に捲かれて去りぬ
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ケンイチ
秋風に慰められてかたちづくこころを抱く夕ぐれの町
11
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恣翁
恐らくは 疫病神は 気の弱い 太宰のやうな 顔をしてゐる
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浅草大将
もみぢする浄土平のにしきにも人やなみだをふくしまの秋
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浅草大将
夕されば薫るかつらの川風にさそはれ出づる月ぞ恋ほしも
22
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三沢左右
文庫本 頁のふちを焦がしつつ神保町の隅に古りをり
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七色コイン
花農家作る花より美しい野に咲く花にきみを重ねる
16
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浅草大将
一しほの冷たき風に思ふればわが身も秋もふけにけらしな
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はなこ
太陽が雫となって海に落ち明日をむかえるためにおやすみ
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和
燃え尽きた身体夕陽に染められて溶けていけたら離れないのに
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七色コイン
僕は知る 道化の素顔 涙でね 化粧落ちたら 綺麗なことを
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緋色
石橋を砕いた後に 人間は、やっと翼で飛べるのでしょう
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七色コイン
涙など流さぬ僕も 寂しさは 日毎に募る 「ごめん、ただいま」
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七色コイン
枯れ葉散る白いテラスの午後三時赤塚不二夫は歌も天才
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