みをつくしのお気に入りの歌一覧
名鈴
夜一夜の 虫時雨にも 心の外 君の声こそ 耳に響きし
8
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ななかまど
カロリーがあるを先刻承知して胃の腑にどんと送る秋の実
10
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名鈴
君もまた 居待ちの月を 眺むらむ あはれと思ふ 心同じに
11
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青き銀椀
曲がり来るブレーキ掛けず自転車の乗れる少女の顔つき真すぐ
8
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KEN
峰かへで 染まる頃かは 瀧の淵 風澄む小夜に 深山を戀ふる
9
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稲千代
上つ代の名もなき民のなげきをば歌なかりせば知られざらまし
12
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稲千代
はじめなる我が学び舎へ行く道は散る花ならで鳴く蝉が声
12
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名鈴
夏衣 薄くあれども 君が脇 添ひ居らるれば 心地ゆくべし
5
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滝川昌之
三日目のリハビリ室にて優先は古株からとの序列に気づく
15
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ななかまど
つぼみ良し花もまた良し秋桜は節の儀式も無きままに秋
15
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艸介
ちからなく吹き飛んでゆくポリ袋 わが事の様で溜息を吐く
5
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おじい
これの世の 苦きにくすむ 硬貨もて 子に買はしむる 鹹き鹽飴
4
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名鈴
夏果てて 飽きて置かるる 扇かな 取りてならすや 移り香ぞする
11
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滝川昌之
小粒でも台風からの千切れ雲 山椒のごとくしびれる驟雨
15
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名鈴
異国に 由はありとも 大和にて 美しく雅ぶる 有職文様
12
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ながさき
理不尽な 権力者等は 現在も 弱者をいじめ 悪事を謀る
10
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ななかまど
過去がみな写真となりて残るならでかく作らん終活袋
9
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桜田 武
安置せし犬の寝顔の安らかさ死とは思えず頬撫でてみる
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うすべに
眼を細め黄金に向かう田面見る 流した汗にこたえる稲穂
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青き銀椀
街ゆけば時々見へる山並みの時々思ひ時々見へる
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