横井 信のお気に入りの歌一覧
鞘森天十里
ひるのせにこういをあぐる勝浦のみさきに立ちてちぎるなおなり
5
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夕夏
こうやくをぼーとまっちにあわせてはってたぬきどろぶねちんぼつす
1
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滝川昌之
ストーブを見つめてしまうその灯には友だの恋だのくべてきたから
21
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夕夏
しあわせのかちかんをしさしてみればあなたはすこしかわるでしょうか
2
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ななかまど
名残り雪紅梅咲きて春めくも人の世つとに明るくならず
16
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恣翁
春を告げ しぶき上げたる音羽川 融けぬる雪の匂ひ立つなり
19
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虹岡思惟造
豌豆の花飾られし朱塗り膳精進料理に春匂い立つ
12
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広葉樹
春めきて暖けき日は蒼空に気高く薫る白梅がよき
9
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卯月
窓越しに幾度も告げた「ありがとう」硝子のような恋慕を君に
11
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茂作
蕗の薹三日迷ひて摘みにけり 爪に挾まる土の冷たさ
16
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舞
人として初めての雪産まれ子は母のみ胸に抱かれて見る
11
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バジル
気の早い蒲公英綿毛の応援歌 桜の頃にあなたは飛べる
15
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詠み人知らず
屋に径に光の彩の戯れば冴ゆる風さへ木の葉踊らす
11
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び わ
結婚の六十周年記念して旅行計画花も盛りに
8
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うすべに
まだ枯れた森をしりめにあおあおと 竹の晩夏にあられ降る音
5
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そらまめ
如月の 光日に日に 満ちゆきて きらり川面は 雪解けの水
8
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詠み人知らず
さき匂ふ いま白梅の極まれば 朝のさかひの朧なりけり
4
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滝川昌之
陽だまりの雀を掃い我がものと地に背をこする春のオス猫
15
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ななかまど
いのちあることを楽しめと雪かぶる福寿草の黄に春の陽は射す
14
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鞘森天十里
手綱持ち鞍に跨り鎧踏む脛に感ずる愛しきみ駒
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