横井 信のお気に入りの歌一覧
へし切
うたのわの友 去り行けばつれなしと 跡の哀しき 詠み人知らず
16
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こるちぞう
白粉ふく干柿食めばコオヒイを曇らせもせずしみゆく甘味
7
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広葉樹
去にし子の知らぬ昔と変わりなき年ごろ日ごろ顔合はせねば
9
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鞘森天十里
老ひし師と霞たなびく豊玉のアール・デコなる学舎見上ぐ
8
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たゆ
背を嗅がれ古紙の匂いと言われたのそれなら刻め古書をよむたび
6
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舞
弟は 母引くソリに ひとり占め その手をつなぐ 姉楽しげに
5
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シダ
むすぶ手も知らずむすびし薄氷の割れてしづけし冬のつとめて
10
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び わ
支えられ皆と楽しく手話学習手指動かし記憶に夢中
5
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ひな ろくろう
五十年まへの仲間と語らへり夢の中にて我のみが老い
5
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バジル
体調は如何ですかと尋ね合う 梅の開花を尋ねるように
21
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卓
友達や 彼氏と開けた 玄関は 嫁いだ今は 色あせて見え
5
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杜鵑草
潮待たばやがてかなはむ時つ風吹くも慣らひと思ひ知るべし
13
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うすべに
まだかたいつぼみ濡らしてうるうると 目ざめうながす早春の雨
12
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つばす
裏通り塀から垂れた紅梅が 道行く人に春を告げおり
6
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凌霄花
宵あかり銀の雨降る堀割りに柳新芽も品良くおどる
12
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滝川昌之
出社してもう帰りたいそんな日に見る引き出しの家族写真よ
19
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灰色猫
開きゆく桜を愛でる誰にでも滅びがあると教わりながら
13
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灰色猫
ひとひらの桜を生きてゆきましょう儚く散るは人とて同じ
7
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灰色猫
たまらずに桜を手折る強烈に君を欲してしまったばかりに
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灰色猫
晴れ晴れと桜吹雪を歩みゆく戒めなどを脱ぎ捨てながら
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