青き銀椀のお気に入りの歌一覧
滝川昌之
戦時下とたとえて耐える荒れ世にも咲く花ありと道の躑躅は
20
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ななかまど
春天がプルシャンブルーを溶きたれば吾はちゃらぽこ詩人になれず
13
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恣翁
濠端の一足ごとに 広ごれる夜空に 青く草匂ひけり
16
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名鈴
君に乞ふ 凍えてうずくまる我を 急ぎ抱きて 温めよ今今
11
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灰色猫
種を待つ春の畑を耕さば五体を巡る土の香りぞ
19
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KEN
銀河へと 上るレールの シグナルは 暮れ病む影と 時間の向こう
11
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千映2
歌詠めぬ苛立ちの中振りかえりゃやりたいことが絞り込めない
5
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夕夏
いにしえのかなにたくてんなきものとおもえはつとすまちかえなきや
4
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西村 由佳里
自由帳で育んできたクマくんが自分の心で歩き始める
9
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名鈴
興がりて 書きたる文も 侮れぬ 己顕にし 予言とならむ
13
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KEN
冬惜しむ 斑雪裝ひ 春惜しむ 霞櫻か 雨の山肌
17
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横井 信
ありがとうメールで告げるひと言でそっとほぐれる小さなしこり
14
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うすべに
山風のひと息ごとに誘われて 散る花しぐれ谷の瀬とじる
14
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夢士
今宵また夜な夜な歩く散歩道胸のポッケにゃ八代亜紀入れ
10
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滝川昌之
塩漬けの桜うかべたお茶づけを今年の春の締めとかき込む
21
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名鈴
さらぬだに 思はぬ日さへ 無きものを 流行り病より 子等護り給へ
14
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灰色猫
靴紐をしっかり結ぶスパイクに勝利のための祈りのように
20
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コタロー
滿開の花は莊嚴ウイルスも役目を忘れくらくら醉ひぬ
7
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コタロー
葉櫻の小徑歩けば風立ちて五月幟も空へ泳ぎぬ
14
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コタロー
大空に戀焦がれたる鯉幟風を孕んで自由に泳ぐ
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