南 骸骨のお気に入りの歌一覧
越乃雪椿
雨過ぎて雲の合間に見えし陽の夏の最後を告げるかがやき
9
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水鐘
長雨に葉萎え死にゆく山影を色は紅葉と人おぼゆなり
3
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せいか
珈琲で改源3錠のみくだし つれづれなる日がまた過ぎて行く
4
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紫苑
おにがみのあぎとをひらく昼下がりしをるる雄花こそかなしけれ
7
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紫苑
眠さうにかうべ傾げる百合花の甘たるき媚びを振りこぼしをり
11
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光源氏
をちこちの契りは如何で叶ふらん涙にくるる秋の月影
5
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紫草
姿勢よく群れ立つ白き韮の花野分に抗いちかちか揺れり
11
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風橋 平
CDとハードカバーを重ね置く重層的に始まる葉月
2
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恣翁
先行きし犬は待ちたり ゆっくりと下駄を引きずる猫背の翁を
26
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由良
ゴミ置き場を歩く子猫の背中にも絶えることなく雨は降ってる
8
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みみ松
背のホックとめさせし息子の顔は想像すまい母五十肩
6
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たんぽぽすずめ。
ものすごく白作業着が汚れても胸は洗えていると信じる
13
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とこ
世界がねすべてが私わたしならそろそろやめる透明な嘘
5
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かむさい
ほかの文具にはできぬ仕事ばかりすぐに捨てられる付箋の小ささ
3
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薫智
僕の「好き」いろいろまざりあっていてカンタンに割切れないもので
7
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コーラ
深夜の街の静寂に耳をやられて虫の息さえ聞こえねぇよ
5
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本間紫織
鈴虫の音色を夜に乗せながらふたりで紡ぐ星空旅行
3
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たんぽぽすずめ。
まだ残暑あるけど夜に遠くからくしゃみ聞こえて秋はもうすぐ
11
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横雲
月もなく添ふ人もなき虫の闇忍ぶやいかに何身にそへむ
7
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まるえふ
我の身を引き裂くごとく切り捨てし歌は帰らず心と供に
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