詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
ふにやふにやになつた祭りの團扇持ちタオルで額拭ふのでした
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詠み人知らず
聲震へ 記憶を手繰る 祖母の顏 わらし歌 つと 幼く響く
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KEN
捨てられて愛を無くして餓えて病み暑さの中で死を待つ子猫
12
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松本直哉
御巣鷹にきみみまかりしその日より夏の夜ばかりうきものはなし
4
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藤久崇
海人の綱 愛しき渚は 今になお 南風の歌に 帆船通えり
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つちだゆういち
若くなひ君の柔肌例えればモネが描いた裸婦の如しか
12
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幸子
うっかりと窓際にいたら喉渇き車内で失礼水分補給
12
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舞
病伏す母の笑み見て吾も笑みそれ見て母もまた笑みつくる
14
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詠み人知らず
空色に四つ葉の浮き草 白雲と並びて 僅かに波紋に揺れり
15
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詠み人知らず
助詞ひとつ変えればしっくりくるものを センスのなさにしょぼくれたりけり
11
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只野ハル
もう着ないクローゼットのその奥に思いを秘めたあの時の服
6
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只野ハル
思い出のひと花ずつを束にして渡した雨の最後の夜に
12
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ななかまど
田廻りの父の姿はあらねどもにおいの同じ青田風ふく
14
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横井 信
蝉の鳴く木陰で猫はうずくまり汗を拭いてる僕を見つめる
18
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ひよこ豆
道端の境の隙間真っすぐに暑さ蹴散らしスギナ並びぬ
27
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詠み人知らず
ようこそとはるか明日葉海越えて明日の元氣を吉備路に植わう
12
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千映
梅雨明けに待ってましたと蝉が鳴く暑さ二乗に風の戯れ
14
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千映
揚げ浸し茄子の斜めの切り込みは美し角度で等間隔で
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滝川昌之
海風を嗅いで歩けば渋滞の同じ車に三度抜かれて
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喜くちゃん
カレー届くとききし朝 うれしさに 心浮き立ちて来ぬ
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