御宿川蝉のお気に入りの歌一覧
水無月
ただいまと玄関開ける父の背にとびついてただハグしたかった
10
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ななかまど
如月の澄みし夜空の月と星花の季節を想いつつ寝ん
16
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トウジさん
まだ冬の気が充つるらし花園に菰を一助に魅入らす牡丹
9
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へし切
きさらぎの春は名のみに 木蓮はためらいがちに 綿毛につつむ
18
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なりあきら
目に浮かぶ 我が故郷の 山桜 目にせぬほどに 恋しきものを
10
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詠み人知らず
遠遠に眺む山景霞立ち風は水面にひかり編みゆく
19
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松明
ボロボロの国語便覧持ち続けこれが私の突き進む道
11
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虹岡思惟造
風車やさしく回す春の風乳母車の中眠る幼子
13
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舞
「さあおいで」父母に呼ばれて幼な子は迷わず母に抱かれにゆく
11
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詠み人知らず
きさらぎの花芽固くに桜木の伸ばす梢を包むあを空
15
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シダ
来し方の足跡はるか途切れざるそのいとほしくいとはしきこと
11
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横井 信
忙しく過ぎた休みをふりかえり東の空にのぼる満月
14
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恣翁
雲の孕む 名のみの春の白き月 我らを照らせ 労るごとく
16
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うすべに
くらやみに鬼をはらった夜あけて 小鳥のために豆ふみつぶす
8
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ななかまど
花いまだ遠き桜の硬き芽の春ほのかなりきさらぎの日の
19
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わかばみち
月満ちて新四歳の願いごとおもちゃでなくて苺のケーキ
9
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うすべに
福はうち心にひそむ鬼もうち 飼いならすため豆をかぞえる
12
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ななかまど
薄雪が風の姿に散りゆけば想うことまた振り出しになる
17
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舞
鬼は無く福もいずこか節分の豆喰い余す年の数かな
10
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ねこ好き
豆鉄砲打たれて楽し幼子の力いっぱい撒く鬼は外
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